フェーズドアレイ技術は、ソフトウェア制御による角度、焦点距離、焦点ポイントサイズなどのビームパラメータを設定し、超音波ビームを作成します。 さらに、このビームは、大型アレイで多重化することが可能です。 こういった機能は、一連の新たな可能性を生み出します。 つまり、プローブを動かさずに、部品を走査するビームの角度をすばやく変更することを可能にします。 また、フェーズドアレイは、マルチプローブや機器部品の代わりとなります。 可変の屈折角ビームで試験片を探傷することにより、ノイズ対信号の比率を最適化し、どのような欠陥位置においても優れた検出能力を発揮します。
フェーズドアレイの利点
フェーズドアレイ技術には、次のような利点があります。
屈折角ビーム、焦点距離、スポットサイズのソフトウェア制御
単一の小型電子制御型マルチエレメントプローブによるマルチアングル検査
複雑な形状の検査にも柔軟に対応
スキャナー部を動かすことなく高速スキャンが可能
フェーズドアレイソフトウェア
多彩な機能を搭載したA-スキャン、B-スキャン、およびC-スキャン
OmniScan UT機能に基づき構築されたOmniScan PAは、多彩な機能を搭載したA-スキャン、B-スキャン表示を提供します。
多彩な機能を搭載したセクタスキャン
リアルタイムの深さ補正
更新速度は20-Hz以上(最大40 Hz)