概要大量のULD、限られた床面積、時間に制約のある作業は現代の貨物ターミナルにおける主要な課題です。Lift & Runシステムはホイストと搬送車を組み合わせた多層保管をスケーラブルに提供します。この構成により各保管位置への迅速なアクセス、短い搬送時間、信頼性の高い性能が実現され、容量と効率を最適化したいターミナルに適しています。
Lift & Run ULD保管の機能Lift & RunシステムはUnit Load Device(ULD)を多層ラック構造に収納し、各位置に保管デッキを設けます。ホイストが垂直移動を担当し、搬送車が水平移動を担います。垂直・水平移動を分離することで複数ユニットが並列稼働でき、待ち時間を短縮し高スループットを可能にします。ピーク時でも任意の位置へ高速アクセスできるスケーラブルな保管設計です。
主な利点- 高密度ラックによりスペースを効率的に活用
- 並列稼働でピーク時の処理能力を向上
- 複数ホイストとモジュラーラックによる柔軟なレイアウト
- ターミナル管理システムとのシームレスな統合
- 貨物量の増加に対応するスケーラビリティ
- IATA準拠の安全で信頼性の高いULD取扱い
ETVシステムとの比較両方式とも大規模貨物ターミナル向けに自動化された高性能なULD保管を提供します。ETVは垂直・水平移動を一体化した車両で行うため(高い通路が長く続くレイアウトや垂直利用の最大化に適する)、Lift & Runは持ち上げと搬送を分離した専用ユニットが並列に稼働することで、保管位置へのアクセス速度やピーク時の柔軟性に優れます。
サポートするプロセス(典型的なターミナルワークフロー)- 陸側インターフェース
- 貨物保管(Consignment Storage)
- Build & Break
- ターミナル内輸送
- ULD保管
- 滑走路側インターフェース
よくある質問(抜粋)- システムは何台のULDを保管できますか? レベル数とレーン数に依存します。数十から数百のULDポジションに対応可能です。
- 異なるサイズのULDは保管できますか? はい。構成により5 ft、10 ft、15 ftのULDをサポートします。
- 典型的なULD取り出し速度はどのくらいですか? 垂直・水平移動を同時に行うことで、標準的なレイアウトでは1ユニットあたり60秒未満で取り出せます。
- Lift & Runは低温環境下で稼働できますか? はい。隔離扉やラックを用いた+2°C〜+25°Cの環境統合に適しています。
- ソフトウェア統合は含まれますか? システムはLödige’s Cargo Professional Suiteと統合可能で、外部WMSや空港システムと連携できます。
技術仕様 / 特性- 保管コンセプト:専用ホイスト(垂直)と搬送車(水平)を用いた多層ラック
- 対応ULDサイズ:5 ft、10 ft、15 ft(構成に依存)
- 保管容量:レーン数・レベル数に依存し、数十〜数百ポジションまでスケーラブル
- 典型的な取り出し時間:1ユニットあたり60秒未満(標準レイアウト)
- 動作温度範囲(統合適合性):+2°C〜+25°C(適切な断熱時)
- 統合:Terminal Management Systemsと互換、Cargo Professional Suiteおよび外部WMS/空港システムと連携可能
- 設計:モジュラーラック、複数ホイスト、並列稼働による高スループット
- 準拠:安全で信頼性の高く、IATA準拠のULD取扱いを想定