データ品質チェッカーは、3Dデータのフォーマットに関係なく、すべての3D形状に対してチェックします。 チェックは、SASIGやVDA(ドイツ自動車工業会)4955/2のガイドラインに従ってすべての3D形状を検証します。
また、要件に応じたプロファイルを保存でき、一定の品質を保持することができます。
フェース、サーフェス、曲線、トポロジの不具合をモデル上に明確に表示し、ツリー構造におけるエラータイプのリストでは、形状とエラーのクリアをシステマティックに選択できます。 3D_Evolutionには、特定の自動ヒーリング機能とインタラクティブなクリーンアップ機能も備わっています。
データ品質チェッカーは、航空宇宙産業と緊密に連携して開発され、国際標準化機構が定めたPDQチェックに準拠したツールです。 3D図面長期保管(LTAR=Long-Term Archival and Retrieval)に対応しています。
3Dモデルを生成するCADシステムによってSTEP AP 242ファイルに書き込まれた幾何学的検証プロパティ(GVP)値に基づき、独立した3D_Evolutionのカーネルで情報を読み込み、チェックを行ないます。 長期保存フォーマットであるSTEP AP242のバリデーションプロパティを計算し、ファイルに記録されているバリデーションプロパティとの一貫性を評価し、閾値を上回る差異を明確に表示します。 チェックプロファイルは、ユーザープロファイルとして自社や取り引き先の規定に従ったパラメータや閾値を設定し保存することができるため、一定の品質を保持することが可能です。 チェック後はチェックプロファイルが記述されたログファイルが作成されます。 また、他のチェック機能と同様に、バッチモードでの実行が可能です。
・形状の体積、面積、中心点、点群等
・アセンブリの構成数、ソリッドの重心等
・PMIのプロパティ情報
・多面体の重心、サーフェス面積等
・コンポジット(列の個数、カットピースの数等)
他の機能と同様に自動処理も可能です。