溶接検査 - 電動1軸スキャナー
WeldROVER スキャナーは、手動スキャナーよりも安定した検査を必要とするお客様、およびオフショアパイプライン建設で通常使用される高生産性の領域識別検査システムよりも安価な装置を必要とするお客様のために設計されています。
WeldROVERスキャナーは、データ収集を自動化する、シンプルで耐久性に優れた1軸エンコードスキャナーです。 トレーニングや設定は簡単で、強磁性体のパイプまたは圧力容器の周溶接部および長いシームに対して、迅速かつ効率的なフェーズドアレイ検査を行えるように設計されています。 スキャナーは、フェーズドアレイ、TOFD、および従来型UT検査用に、最大6つのプローブで構成することができます。
WeldROVERスキャナーは、使いやすく、速度切替が可能な二つのリモートコントロールボタンで操作できます。 複雑なソフトウェア、コントローラー装置、または構成を必要とせずに、OmniScan および FOCUSシリーズの探傷器と直接接続できます。 レーザーガイド・インジケーターは、操作レバーにより手動でスキャナーの移動を調整する際に便利です。 これにより、ガイドバンド、複雑なトラッキングシステム、または電動操作機能を必要とすることなく、高精度なデータ収集ができます。 機械化・自動化されたフェーズドアレイ(AUT)検査サービスを提供する企業に最適です。 OmniScanの基本的な操作をマスターしたお客様は、1時間未満のトレーニングで使用可能です。
• TOFD、フェーズドアレイ、パルスエコー検査には6個までのプローブを設置可能
• あらゆる速度でスムーズなデータ収集を行うための、連続スキャン速度コントロール
• 5mm/s~50mm/sで10種類の異なるスキャン速度による小型モーションコントローラー
• シンプルな二つのボタンにより、後方あるいは前方へのジョグやエンコード化された連続動作を行うリモートコントロール
• OmniScan探傷器によるデータ収集のための機器設定が簡単
• 強磁性面の使用に適した4個の磁気ホイール
• 簡単で効率的な接触媒質の供給を行う水圧マニホールド
• スキャナー緊急停止ボタン
• 溶接中心線やその他の検査基準を参照するためのレーザーガイド・インジケーター
• TOFD-P/E検査を改善するリモートパルサー/プリアンプの設置が可能
• 可分ケーブルコンジットによりケーブルを保護し、さまざまな設定に対応し、わずかな時間でプローブの再構成が可能
• 防水加工(IP65)