MulticamDICは、4台以上(最大16台)のUSB3またはGigEカメラで構成される、ステレオリグアレイ、デジタル画像相関(DIC)測定システムです。この先進的で用途に特化した測定システムにより、試験エンジニアはサブ(コンポーネント)や構造物の大規模で複雑な(輪郭)表面試験を行うことができます。
MulticamDICシステムを使用する主な利点の1つは、(空間精度を低下させることなく)複数のカメラによって提供される追加ビューを使用して、視野(FoV)を複数m2(最大約25~30m2)に拡張できることです。これにより、コンポーネント、物体、構造物全体を完全に可視化することができます。
MulticamDICシステムでは、カメラは2台1組ではなく、クラスター状に自由に配置することができます。例えば、(16台の)MulticamDICシステムを使用した場合のFoVエリアは、単一のステレオリグDICシステム(同じ空間分解能)が提供するFoVと比較して、最大8倍まで拡大することができます。
MulticamDICシステムを使用することで、複数のカメラを特定の材料試験アプリケーション用にクラスターアレイに配置、設定、セットアップすることができます。例えば
大規模で複雑な(輪郭のある)表面(翼、ブレード、梁、壁など)の試験用に、片面(平面)アレイを構成することができます、
片面(円筒形/球形)アレイは、円形/円筒形/球形表面(加圧シリンダーや膨張体など)の試験用に構成することができます。
両面(両平面)アレイは、断面の測定による真のひずみの試験用に構成することができます。
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